FASHION

2023.08.05

それぞれの形があって、イイ。masterkey×ライフ&ワークうららのさをり織りコレクション

野菜直売所で売られている野菜って、スーパーのものと比べると形は整ってないけど美味しいですよね。それぞれの形があっても味は一緒、もしかしたら味は直売所の方が勝るかもしれません。大阪・岸和田に自社工場を構えるリメイクブランド「masterkey」が展開する“さをり織り”はまさにこの通り。形に差はあれど、イイものは本当にイイんですよね。

ハットの両側から垂れているコードがさをり織り。さをり織りって何?ってことなんですが、[差異を織る]という意味が込められた手法の名前です。理由は後述しますが、さをり織りは生地が均質ではありません。必然的に全商品がアソートになるので1点1点にそれぞれの価値がある。どれを選ぶか楽しみになりますよね。

では、さをり織りがどこで作られているのか。答えは「ライフ&ワークうらら」という大阪の福祉事業所。障がいをお持ちの方が個々の能力を存分に発揮できるフィールドで個性を活かしたもの、それがさをり織りです。

市場で好まれる均一性とは全く異なる価値を持つさをり織り。masterkeyが追い求める[アパレル×福祉]の可能性と、コラボレーションを超えた社会活動に注目です。

WOVEN-PT ¥30,800
古着のパンツを解体再構築したリメイクパンツ。脇部分にさをり織りをライン状に切り替え、内股にマチを入れサイズアップとサルエル感をプラスしています。さらにUSEDワッペンでカスタマイズし、masterkeyらしい[新しいヴィンテージパンツ]といった仕上がりに。ウエストはスピンドルコードで絞ることが可能です。

WOVEN-CHAIN ¥9,900
さをり織りを三つ編みした手編みのウォレットチェーンです。強さがあるイメージのウォレットチェーンがポップにmasterkeyらしく仕上がっています。

HUTTE-HAT ¥9,900
カシミアセーターを黒に染め直し、バケットハットに再構築。コードにさをり織りを使用しています。カシミア100%の素材なので肌触りと高級感が同居。耳部分はスナップボタンで開閉でき、寒い時やコーディネートアクセントとして耳を垂らして被ることが可能です。さらに前後を変えて被れる仕様になっているので気分で被りわけすることもできます。

「あなたたちが日々一生懸命織っているものは、本当に価値のある素晴らしいものなんだということを伝え続けていきたいです」
—masterkey・石橋氏

お問い合わせ先
TEENY RANCH
03-6812-9341