FASHION

2021.10.22

THE INOUE BROTHERS × WISM 渾身のニット2型が10/23にリリース!

WISMから声をかけて実現したTHE INOUE BROTHERSの別注アイテム2型が10/23にリリースされる。THE INOUE BROTHERSからリリースされていたカーディガンの復刻と、新型のロングカーディガンの2型というのだから注目度は高い。

PHOTO:keisukemiyamoto
MODEL:Kaisei Fujimoto
STYLING:WISM

THE INOUE BROTHERS × WISM SURI CARDIGAN ¥52,800 (tax in)

商品名になっている「SURI」とはアルパカの品種のこと。優しい肌触りで繊細。毛足が長くボリュームある素材で、通常のアルパカの約1/10ほどの生産量でとても希少だ。近年ではTHE INOUE BROTHERSの定番ファブリックになっていて、アウターのような暖かさと温もりが感じられるニットとして好評を博している。

THE INOUE BROTHERS × WISM SURI LONG COAT ¥57,200 (tax in)

先に紹介したカーディガンはTHE INOUE BROTHERSで例年リリースしていたモデル。WISMバイヤーの堀家氏がカーディガンのクオリティにいたく感動し、コートとしても着れるようなロングカーディガンを作りたい、とTHE INOUE BROTHERSと話したのが今回の別注のスタートだ。それが形になったのがこのロングカーディガンだ。

今回の別注企画にはWISMからのメッセージがある。彼らの気持ちをダイレクトに感じてもらいたいため、脚色・修正なしのノーカットでお伝えする。

僕らが初めてSURIに袖を通した時に受けた感動をより多くの人達に届けたい。
僕らが出来ること- THE INOUE BROTHERSの取り組みを知ってもらい、遠くにいてもサポートしたい。1年ほど前にTHE INOUE BROTHERSのデザイナーである聡氏、清史氏にこの想いを伝えたことから別注企画がスタート。
今シーズンにはリリースされていなかったVネックのカーディガンのデザインは WISMでも愛用者が多く思い入れの強いアイテムだった為、再リリースという形での別注を依頼。また新型として着丈を長く取ったコートをリリース。 日本の冬であれば、SURIさえあれば暖かく過ごせると自信をもって伝えることが出来る最高の2型となりました。

THE INOUE BROTHERSの取り組みとは?これを理解しないとWISMからのメッセージが汲み取れないので併せて、THE INOUE BROTHERSのブランドアイデンティティもノーカットでお届けする。

 

兄の聡と弟の清史の生まれ育ったデンマークのコペンハーゲン。
聡はグラフィックデザインを学び、アートディレクターに就任。清史は世界的な美容業界で史上最年少でアートディレクターになった。

若くして成功した二人だが父親に誇れる仕事をするという決意のもと2014年に「THE INOUE BROTHERS..」を結成。友人の誘いで南米 ボリビア行った際に、現地で目にした貧困に苦しむ人々と児童労働の問題を目の当たりにし、ボランティアではなく正面から貧困に向き合うと決意しました。
土産物屋に並ぶアルパカ製品がシルクのような光沢と肌触りなのに、いかにも土産物風情なものばかりで、アルパカ本来のすばらしさを伝えていくことを決意した。

ブランドの特徴は日本の繊細さと北欧のシンプルさへの愛情を基本にデザインで、彼らは「Scandinasian」(スカンジナディアン)と呼ぶ。

貧困にあえぐアンデスの先住民がアルパカと共に生活をする地域。兄弟の取り組みは現地の遊牧民たちにフェアトレードとして、何時間もかけて、遊牧民たちが手をつなぎ、アルパカを刺激しないように捕獲し、毛を刈ることで、毛や動物に拒絶反応を与えず上質な状態でのアルパカを世界中に届けるエキスパートになっている。

また標高4000m以上のそのエリアは日本の春夏秋冬が1日でくる。温度差が20~25度の温度変化のある環境でのアルパカの毛は、毛の組織の中が空になっており、寒いときは暖かく、熱いときには熱を逃がす。自然的機能を最大限に活かし、そこに上記のスカンジナディアンが融合し、THE INOUE BROTHERSの商品が完成する。

 

ファッションが人を動かす力の源に。是非、店頭で手に取って感じてもらいたいアイテムだ。

 

<問い合わせ先>

WISM 渋谷店
東京都渋谷区神宮前5-17-20 1,2F
03-6418-5034

WISM 堀江店
大阪府大阪市西区南堀江1-9-7
06-4390-4050

WISM 新宿店
東京都新宿区新宿4-1-7 2F
03-5361-7760

Writer Profile

谷本春幸

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谷本春幸

PR / ライター / スパゲストハウスルルドリーダー・広報

EDIFICE、417 EDIFICE、JOURNAL STANDARD、WISMなどのプレスを経て独立。 フリーランスでライターを経たのち、群馬県・四万温泉の宿「スパゲストハウス ルルド」のリーダー兼広報に。現在は群馬に拠点を移し、フリーランスライターとの二足の草鞋で活動中。 INSTAGRAM:@haruyukitanimoto Twitter:@haruyukitanimo1