FEATURE 2021.09.14
The MAKERS vol.02
– YASUO ISHII
生み出し続けるクリエイターの１日を追う新企画＜THE MAKERS（ザ・メイカーズ）＞。第２弾となる今回は、コーヒースタンド『LEAVES COFFEE』を手がける石井康雄氏。『町のロースタリーから世界へ』をテーマに、これまでの「コーヒー＝黒くて苦い」といったイメージを覆す提案をおこなっている同氏の１日に迫ってみよう。
Creative Director：Hirotaka Ueno（BEAGOOD inc.）
Casting & Interview : Miko（BEAGOOD inc.）
Photographer：Koto Sato
Videographer：Shuji Otani（BEAGOOD inc.）
Writer：Nozomu Miura
YASUO ISHII / LEAVES COFFEE
LEAVES COFFEE ROASTERS
代表 石井康雄
東京は東エリア江東区深川生まれの元プロボクサー。
10代の頃から20年に渡る飲食業のキャリアをもち2010年にスペシャルティーコーヒーに出会う。
数々の飲食店経営を得て、2016年に LEAVES COFFEEが誕生。
バリスタとして抽出に精力を注ぎ、2019年【町のロースタリーから世界へ】というコンセプトをかかげ、LEAVES COFFEE ROASTERSとして焙煎をスタート。
バリスタ、ロースター共に独学で学び、独自のスタイルを確立させ、焙煎開始初年度のJRC(ジャパンローストコンペディシャン)では東京エリアでは1位、全国では3位の成績を収める。
私の焙煎スタイルを【Light roast high development】と名付け、素材のポテンシャルを最大限に引き出した焙煎となっております。
『酸と甘さのバランスが非常に心地良く感じ、クリーンな印象があるコーヒーをどうぞお楽しみください。』
《地球環境に優しく、人々の健康を考える焙煎士として世界一を目指します》
4 SCENES
Scene 01 Start
一日のはじまりは、近所のカフェ『GRAB AND GO GOODIES』でレッドバンプ（ドラゴンフルーツやグレープ、パイナップル、オレンジのスムージー）を片手に街をふらりとウォーキング。潔さを感じさせる真っ白のTシャツは、沖縄のブランド『ORRS』によるもの。まるで南国を吹き抜ける風のように爽やかで、すっきりとした性格の彼によくフィットしたデザイン。
Scene 02 Morning
彼が手がけるコーヒースタンド『LEAVES COFFEE APARTMENT』にて、スタッフと談笑。こういった時間が、円滑な仕事と和やかなムードを生んでくれる。コーヒーのおいしさはもちろん、人と人との関係も大切にしている石井氏のモーニングルーティーンだ。
Scene 03 Lunch
良い仕事は、健やかな身体から。添加物が入っておらず、また、菜食中心の食生活を心がけているという石井氏。“自分のやりたいことをずっとやっていきたいし、何より「健康」が一番格好良いと思うんです” と話してくれた。“コーヒーに生かされているから、コーヒーのために何かをしたい。だからこそ、環境問題にも目を向けていたいと思っている“と。
Scene 04 Afternoon
『LEAVES COFFEE ROASTERS』のコーヒーは、あくまですべて「浅煎りのライトロースト」にこだわる。“僕らが提案するのは「黒くて苦いもの」としてのコーヒーではない。むしろその逆。「甘くてフルーティーなもの」としてのコーヒーを根付かせられるよう、積極的にコツコツ発信していくつもりです”
