FASHION

2020.10.01

RATEHIGHER的 古着屋のススメ vol.2【Agitation Free】

  RATEHIGHER magazine のファッション担当2名が古着が今の気分、とそれこそ気分で始めた古着屋企画。その熱は衰えるどころか延焼中で、街なかで古着屋を見つければ、お店がまるでブラックホールに化したと思わんばかりに吸い込まれる始末。そろそろ懐事情が気にかかり始めた次第です。さて第2回目の今回は、三軒茶屋に8月29日にオープンしたばかりのお店「Agitation Free(アジテーション フリー)」の特集です。   ①中目黒「Agitation Free」の姉妹店 ②Agitation Free 三軒茶屋のコンセプトは「ノーコンセプト」 ③Agitation Free 三軒茶屋 オススメアイテム4選 ④気になるスタッフコーディネート ⑤スタイリスト安部のAgitation Free コーディネート ⑥ライター谷本イチ押しのAgitation Freeアイテム ⑦Agitation Freeのスタッフのプライベートにお邪魔します
  中目黒「Agitation Free」の姉妹店
立地は三軒茶屋駅南口Bから徒歩5分程度。古着屋が点在する商店街の入り口近くに居を構えています。古着好きの方は「Agitation Free?確か…」となる方もいるのではないでしょうか。この三軒茶屋のAgitation Freeは今年で6年目を迎える中目黒のAgitation Freeの姉妹店。オーナーの山下さんが意図する事は、中目黒とは全く違うお店を作る事、そして古着屋のステレオタイプを良い意味で壊す事。なるほどその意図は明確に示されていて、中目黒のお店とは雰囲気が全く異なります。中目黒店が「動」だとしたら、三軒茶屋店は「静」。外観、内観ともに無機質に統一されていて、一般的な古着屋の印象とは一線を画します。しかしそのアイスグレーの壁は古着の質感や色、柄を引き立て、一着一着の魅力に触らずに気づけ、古着好きのみならずファッションフリークたちの肥えた目を魅了させる不思議な力を持っています。  
Agitation Free 三軒茶屋のコンセプトは「ノーコンセプト」
年間5回ほどのアメリカへの買い付けで仕入れてくるのはメンズ・ウィメンズそれぞれの古着。構成はほぼ1:1で、ユニセックスで使えるアイテムも多数揃えます。「ノーコンセプトをコンセプトに、ヴィンテージからレギュラーまでその時のムードに合わせて年代にとらわれることなく現代のスタイルに合わせても古臭さを感じさせないセレクションを提案しています」とスタッフの藤本さんは話してくれます。店内のプロップにもオーナーのこだわりが垣間見え、独特の照明やタグチのスピーカーなど、そのセンスを感じることができます。  
Agitation Free 三軒茶屋 オススメアイテム4選
アメリカ買い付けの古着を展開しながらも、商品セレクトとクールな内装でアメカジの古着屋とは差別化している三軒茶屋のAgitation Free。店内で目を引いたのはこの店舗のために設計したという鉄製のハンガーラック。直線的に交差していて、これが結構かっこいい。そんなラックを使って気になるオススメのアイテムを撮影。商品の特徴を聞きました。

(左)90’s GAP TWO TONE ANORAK PARKA ¥9,800+TAX (右)50’s ROYAL NAVY JUMP SUITS ¥29,800+TAX

 (左)大胆にセンターでカラー切り替えになっているデザインのアノラックパーカー。これがGAPからリリースされていたというのだから、90年代のGAPは相当イケてましたね。 (右)バックスタイルにはブロードアロー入りのラペルがついた50年代、イギリス軍ロイヤルネイビーのジャンプスーツです。ロイヤルネイビーならではの紺色が目を引く一枚。

(左)LADIES RAGLAN SLEEVE LEATHER JACKET ¥19,800+TAX (右)LADIES SWITCH DESIGN LEATHER GOWN COAT ¥24,800+TAX

(左)絞れるウエストベルト付き。ラグランでなおかつドルマンスリーブシルエットのライダース型レザージャケットです。タイトに着こなしたいアイテム。 (右)レザーとスエードが切り替えられたガウンタイプのレザーコートです。パンツスタイルが王道になりそうですが敢えて長丈のインナー、例えばワンピースなどと合わせて欲しい。  
気になるスタッフコーディネート
三軒茶屋店オープンと同時にAgitation Freeに所属した三軒茶屋店スタッフの藤田さんと、中目黒店勤務の藤本さん。当日は雨がパラつく生憎の天気でしたが、とても丁寧に対応してくれた両スタッフにこの秋オススメのコーディネートを選んでもらいました!

左:藤田悠人さん Coat:WOOL CHESTER FIELD COAT ¥24,800+TAX Foodie:PORT&COMPANY HOODED SWEAT SHIRT ¥5,800+TAX Pant’s:80’s Adidas JERSEY TRACK PANTS ¥9,800+TAX Shoes:J.M WESTON 180 SUEDE LOAFER(私物)

右:藤本佳宏さん Shirt:50’s OVER-DYE COLLAR LESS DRESS SHIRT ¥15,800+TAX Sweater:MARNI COTTON SWEATER(私物) Pants:BOTTEGA VENETA WOOL WIDE SLACKS(私物) Shoes:soloviere MATTHIEU(私物)

夏の暑さが突然落ち着いて、朝・夜は1枚軽く羽織れるものが必要になってきた今日この頃。そろそろ冬物を探し始めようかというところに、藤田さんはチェスターコートのコーディネートで登場してくれました。「重厚なムードのウールコートをメインにスウェット・ジャージで着崩してストリートスタイルにコーディネート。シューズはコートとムードを合わせて、小物使いでバランスを整えました」。 藤本さんはメゾンブランドと古着のミックスコーデを提案。レイヤードのセンスが光るコーディネートで「ドレスシャツのダブルカフス、着丈の長さを活かしたレイヤードコーディネート。ダブルカフスの袖は敢えて折り返さずダラりと着ると程よい抜け感が出るのでロングスリーブニットにもオススメのレイヤードテクニックです」。  
スタイリスト安部のAgitation Free コーディネート

Outer shirt:COLLAR LESS DESIGN KUNG-FU SHIRT ¥8,800+TAX Inner Shirt:50’s New Era RAYON SHIRT ¥15,800+TAX

「目を惹く独特なデザインのチャイナジャケットをメインに。インナーの開襟シャツはタックインしているようなショート丈でチャイナジャケットとの丈感と差をつけてすっきりとした印象にスタイリング。ピンクの開襟シャツから見えるTシャツの紫と合わせて、チャイナジャケットが悪目立ちしないように色でバランスを取りました」  
ライター谷本イチ押しのAgitation Freeアイテム

Cardigan:ORVIS DENIM CARDIGAN ¥7,800+TAX

「取材時は奥のラックにデニムがまとまっていて、その中を物色していたら珍しい形のデニムのカーディガンを見つけました。生地が薄手でくるくるっと畳めばバッグにも簡単に入るくらい小さくなるので、今時期にちょうどいい羽織りものです。ポケットまでついているんだからかなり優秀ですよね。補強されている前立て部分にいい感じのアタリが出ていてデザインポイントにもなっている。シンプルなコーディネートに合わせたい大人なカーディガンです」   ⑦ Agitation Freeのスタッフのプライベートにお邪魔します
前回のPigsty編では食に興味があるスタッフさんの日常を紹介しました。前のコーディネート紹介で出てもらった藤田さん、藤本さんは普段はどんな趣味を持っているのでしょうか?もし自分と共通の趣味を持っていたら、お店でぜひ声をかけてみてください! ●藤田悠人さんの日常「銭湯・サウナ巡り」 以前住んでいた近くに銭湯があり、毎日のように通っていたという藤田さん。確かに、住んでいる近くに銭湯があったら通っちゃいますよね。私、谷本も藤田さん同様に銭湯とサウナが趣味のひとつなので、自宅近くに銭湯があったらどんなにいいことか…、と常日頃思っているひとりです。「最近ではサウナに本を持ち込み、長時間滞在して日々の疲れを癒します。Agitation Free 三軒茶屋の近くにも銭湯がいくつかあるようなので、近々行ってみたいと思います!」と藤田さん。本が読めるサウナが近所にあるなんて本当に羨ましい…。ちなみにサウナはどこでも本が持ち込めるわけでは無いので、ご注意を。 ●藤本佳宏さんの日常「NBA観戦」 子どもの頃にバスケットボールを始めて以来、NBAを欠かさず観戦しているという藤本さん。NBAファンのお客さんが何故か多いらしく(笑)、お店でバスケ談義に花を咲かせることもしばしばあるそうです。「子どもの頃はレジーミラーが僕のスーパースターでした。そのミラーが引退してからは特定のチームを定めずに見ていたんですが、最近はニコラ・ヨキッチに心酔中。もっぱらヨキッチ所属のデンバーナゲッツを応援しています」。   <問い合わせ先> Agitation Free 三軒茶屋 東京都世田谷区三軒茶屋1-36-5 三ツ木ビル1F Instagram:agitationfree_sangenjaya ネット販売:https://agitation.base.shop        

Writer Profile

谷本春幸

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谷本春幸

PR / ライター / Youtube演者

EDIFICE、417 EDIFICE、JOURNAL STANDARDなどのプレスを経て独立。 フリーランスでライター、ウェブ媒体MOOVOOでの企画“モノ散歩”にてYoutubeの演者としても活動中。 INSTAGRAM:@haruyukitanimoto Twitter:@haruyukitanimo1